トラブルの多くは、出発前の確認と安全な経路選びで予防できます。異常を感じた場合は無理に走行せず、安全な場所で停止して販売店やご家族へ連絡してください。

外出中にバッテリーが切れた

主な原因

充電不足、バッテリーの劣化、予定より長い距離、坂道の多い経路、低温などが考えられます。

予防方法

  • 出発前に残量を確認する
  • 往復距離に十分な余裕を持たせる
  • 走行距離が短くなったら点検を依頼する
  • 家族や販売店の連絡先を携帯する
無理に押して長距離を移動しない

車体は重いため、無理に押すと転倒やけがにつながります。安全な場所へ移動できない場合は周囲へ助けを求めてください。

坂道で止まれない・不安定になった

急な坂道を避けるイラスト

急な坂道や斜めに傾いた路面では転倒の危険があります。坂を下る際は最低速度に設定し、急なハンドル操作を避けます。手押しモードのまま坂を下ると、車体が動き出して支えられなくなる危険があるため行わないでください。

段差・側溝・ぬかるみから動けない

大きな段差へ斜めに進入したり、側溝のふたや路肩へ近づいたりすると、車輪が落ちることがあります。無理にアクセルを操作すると転倒や車体の損傷につながります。電源を切り、安全を確保してから周囲へ助けを求めます。

携帯電話や周囲に気を取られた

走行中の通話、画面操作、荷物の整理はやめましょう。安全な場所へ停止し、電源を切ってから行います。店舗の出入口、駐車場、交差点では自動車や自転車が接近していないかを確認します。

雨や水たまりで動かなくなった

多少の雨に対応する車種でも、深い水たまりや冠水した道路は走行できません。充電は必ず雨の当たらない場所で行います。ぬれた後は取扱説明書に従い、異常があれば使用を中止してください。

異音・振動・操作の違和感がある

普段と違う音、ハンドルのぶれ、停止位置のずれ、警告表示などがあれば、安全な場所で停止して電源を切ります。自己判断で分解や改造をせず、販売店またはメーカーへ相談してください。

人や物へ接触した場合

まず停止して電源を切り、けが人がいれば安全確保と救護を優先します。必要に応じて警察や救急へ連絡し、ご家族、販売店、加入している保険会社にも連絡してください。その場を離れたり、当事者間だけで安易に解決しようとしたりせず、日時、場所、状況、相手の連絡先を記録します。

緊急時の基本行動

  1. 安全な場所で停止して電源を切る
  2. けが人と周囲の安全を確認する
  3. 必要に応じて110番・119番へ連絡する
  4. 家族・販売店・保険会社へ連絡する
  5. 状況と車体の状態を写真・メモで残す

道に迷った・帰れなくなった

シニアカーに乗る女性

出発前に経路と連絡方法を準備

慣れない道を一人で走る前に、ご家族と経路を確認します。携帯電話、緊急連絡先、住所を書いたカードを携帯し、帰宅が遅れるときに連絡できるようにします。GPS機能の利用を検討する場合は、ご本人の同意とプライバシーにも配慮してください。

充電できない・充電が終わらない

電源プラグ、充電コード、コンセント、表示ランプを確認します。雨にぬれた場所では充電せず、コードやプラグに傷・変形・熱・異臭がある場合は使用を中止してください。延長コードの使用可否や充電手順は車種ごとの取扱説明書に従います。

季節ごとに注意したいこと

炎天下での長時間利用を避け、水分補給と休憩を行います。車体を高温になる場所へ放置しません。

低温でバッテリー性能が低下する場合があります。凍結路面や積雪時は利用を控えます。

台風・大雨

強風、冠水、落下物の危険があります。予定を変更し、天候回復まで外出しません。

トラブルを減らす携行品

携帯電話、家族と販売店の連絡先、利用者の氏名・住所、保険情報、雨具、飲み物などを、運転の邪魔にならない場所へ収納します。荷物がかごからはみ出したり、操作部を覆ったりしないようにしてください。車体番号を撮影して携帯電話へ保存しておくと、問い合わせ時に確認しやすくなります。

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